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Metin Kutusu: ナシリヤ大型油田開発で原則合意 新日石、イラクが覚書署名
【カイロ共同】イラク南部にある大型のナシリヤ油田開発をめぐる新日本石油側とイラク政府代表団との交渉が24日行われ、交渉筋によると、双方は覚書に署名、原則合意に達した。イラク石油省のリービ次官は、最大の懸案だった「支払いに関する問題が解決した」と言明した。
 次官によると、双方は近くイラクの首都バグダッドで再会談することでも最終合意。同油田の権益獲得が正式に決まれば、日本勢が中心となって開発・生産する油田として過去最大規模となり、日本のエネルギー安全保障にとって重要な足場となる。開発企業について9月に正式発表するという。
 2年後の生産可能量は、日本の消費量の10%超に相当する日量60万バレルに達するとみられる。
 次官は、新日石側は油田開発費用を絞り込んだ新たな提示をしてきたと話しており、この提示が合意につながった可能性がある。交渉はトルコのイスタンブールであり、新日石の関係者とイラクのシャハリスタニ石油相らが出席した。
 今回の獲得権益は当面2年間の契約となる見通し。現在日量30万バレル前後とされる同油田の生産能力を、この間に引き上げることが求められている。その後の権益維持や、どの程度の産出分を日本に回せるかなど不透明な点も残されている。