トルコニュース

Metin Kutusu: 壁つくらず橋を懸けよう  オバマ氏、イスラム学生に訴え

 【イスタンブール7日共同】オバマ米大統領は欧州・トルコ歴訪最終日の7日、国民の大多数がイスラム教徒のトルコ北西部イスタンブールで大学生らとの対話集会を開き「(異文化に心を閉ざし)壁をつくる代わりに、新しい橋を懸けることができるはずだ」と訴え、対話に基づく米国とイスラムの「新たな一章」を創造していく決意を示した。
 大統領は3日、フランスでも若者らとの集会を開き、大歓迎された。「核なき世界」に向けた新構想を打ち出した5日のプラハ演説でも数万人を動員。市民の中に飛び込んで直接訴え掛ける「オバマスタイル」がこの日も学生を魅了した。
 大統領は、メディアなどで流布される「米国は一国主義」といった「紋切り型の見方」を退けた上で「米国は他の国と同様に過ちを犯し、欠点もあるが、2世紀以上、それらを克服しようと努めてきた」と強調。違いではなく一致点を探ろうと呼び掛けた。
 若い世代の未来に影を落とす地球温暖化について、ブッシュ前政権が京都議定書から離脱したのは「間違いだった」と明言。しかし議定書は2012年末で失効することから、議定書復帰ではなく、後継となる国際合意を早期に形成することが重要と述べた。